『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス愛蔵版』1巻発売

 『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス愛蔵版』1巻が6月1日に発売されました。本来の発売日は5月29日でしたが、製作進行上の遅れにより6月1日に変更されたのです。

 私は書店で現物を手に取って本を買いたいタイプで、ほとんどの本はそのように購入しているのですが、この本に関しては近隣の書店で見つからないかもしれないと思ってネット書店で事前に予約していました。

 その本が本日(6月2日)自宅に届きました。(ちなみに、本日はぐうたら感謝の日ですね・笑)

 

 公式による、本書の内容説明を引用しましょう。

藤子・F・不二雄の「SF短編」シリーズ全111作品+αを完全収録した『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』の豪華愛蔵版です。

「SF・異色短編」シリーズ6冊(第1~6巻)と「少年SF短編」シリーズ4冊(第7~10巻)に分け、それぞれ概ね発表順に収録します。

 

<第1巻収録作品>

・「ミノタウロスの皿」

・「カイケツ小池さん」

・「ドジ田ドジ郎の幸運」

・「ボノム=底ぬけさん=」

・「じじぬき」

・「ヒョンヒョロ」

・「自分会議」

・「わが子・スーパーマン

・「気楽に殺ろうよ」

・「換身」

・「アチタが見える」

 

藤子・F・不二雄「あとがきにかえて」

・【映像インタビューより】 「ミノタウロスの皿」について

・【雑誌記事より】「隠れた本格SF短編がOVA化 藤子・F・不二雄

藤子・F・不二雄SFマガジン300号に寄せて」

 

*過去に刊行された、既存の『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』全8巻とは作品の収録順と巻立てが異なります。 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 「SF短編」を雑誌掲載時と同じ、B5判の大きなサイズで堪能できる愛蔵版がついに登場です。今回、表紙には各巻表題作の絵をあしらった金属プレートを装填、製本は本が喉元まで開くコデックス装を採用。豪華でありながらも読みやすく、作品世界に没頭できる、正に究極の愛蔵版=Ultimate Editionです! カラーページも新たに原画から色調整を行い、非常に美しい色合いが再現されているほか、巻末には「SF短編」に関する藤子・F・不二雄先生のエッセイ・記事も多数収録(単行本初収録を含む)。

「SF短編」ワールドを存分にご堪能ください!

 

【Ultimate Editionの8大特長】

 1.「SF短編」シリーズ初となる、雑誌掲載時と同じB5サイズ。

  1. 本がフラットに開き、ページと正対して作品を鑑賞できるコデックス装。
  2. 全巻の表紙に、各巻表題作のイラストを刻印した特製金属プレートを装填。
  3. 全巻美麗なケース入り。表面は箔押しで収録作のキャラクターをあしらい、表面の抜き穴からは、表紙の金属プレートが見える特別仕様。
  4. 4色と2色のカラーページは、原画の色合いを再現。
  5. 各巻、初版限定でB5サイズの別冊小冊子付き。各巻収録作で、大幅な加筆修正が行われた作品の「雑誌掲載初出版」を中心としたラインナップを予定。第1巻の小冊子は「『ミノタウロスの皿』「ビッグコミック」掲載版」。
  6. 巻末には、藤子・F・不二雄の「SF短編」にまつわるエッセイを収録。単行本初収録となる「ぼくとカメラ」(1979年「小学生カメラ日記」掲載)など、ファン垂涎の内容も。
  7. 装幀は「100年ドラえもん」「100年大長編ドラえもん」を担当したブックデザイナーの名久井直子氏。

 

定価4780円(税込) 発売日2023.06.01判型/頁B5判/305頁 ISBN9784091794079

 

 そのような豪華本だと情報のうえでは知っていたものの、じっさいに現物を目の当たりにしてみると、その大きさと豪華さに目を見張らされます。ズシリと来る重みも堪能しました。現物だからこその驚きと感動が一般の本よりも絶大でした。

 こんなにも大判かつ豪華な書物で藤子F先生のSF短編を読めるとは、なんと贅沢なことでしょう。

 

 初版限定特典で『ミノタウロスの皿』初出版の冊子が付いているのもスバラシイ!次巻以降、どの作品の初出版が選ばれるのか実に楽しみです。

 と思ったら、きのう、こちらで発表されていました。

 https://twitter.com/100nen_doraemon/status/1664204436850483202

 4巻~6巻の「SF短編 資料集成(仮称)」の詳細が気になるところ!

 

 以下、愛蔵版と通常版の大きさ比較です。