インドで制作されるアニメ『忍者ハットリくん』

 昨年、京都国際マンガミュージアムトークショー藤子不二雄A先生が、アニメ『忍者ハットリくん』がインドで制作・放送されることになる、とおっしゃっていました。
 それに関する情報が、日本経済新聞に載りました。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0EBE2E1E78DE3E6E2E3E0E2E3E09F9FE2E2E2E2?n_cid=TW001

 ネットの記事は途中から会員しか読めないようになっていますが、同紙(日本経済新聞1月14日付夕刊)をコンビニで購入して読んでみると、以下のようなことがわかりました。


・インドで制作されるアニメ『忍者ハットリくん』は、シンエイ動画と、インドの大手映像製作会社リライアンスメディアワークスが共同制作する。
・脚本・演出をシンエイ動画、作画など映像関連をリライアンスメディアワークスが担当。
・今年5月からインドで放送。
・今夏にも日本に逆輸入され、テレビ朝日系列で放送。
・韓国、タイなどアジア10ヶ国でも放送予定。
・全26話。
・今後、『パーマン』『クレヨンしんちゃん』のインドでの制作に乗り出す考えもある模様(正式決定ではないと思いますが)


 昨年の藤子A作品の状況を振り返れば、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造がCMに登場し、『怪物くん』が映画化されてメディアを賑わし旬の話題になりましたが、今年は『忍者ハットリくん』が前面に躍り出てきそうですね! しかもアニメが放送されるのですから楽しみです。
 昨年A先生からうかがった限りでは、日本でつくられたアニメ『忍者ハットリくん』がインドで大人気を博しているので、インド版の『忍者ハットリくん』はあくまでも日本版の世界観・設定を踏襲しており、いかにもインドっぽい作品にはならないようだ、ということでした。日本に逆輸入されたさいの声優さんは、できるかぎり、前のキャストと同じにしてほしいなあ。
 ともあれ、記事によれば日本でも放送されるようなので、実際に観られる日を楽しみに待ちたいと思います。