「都内『まんが道』ゆかりのスポット巡り」の第2回めです。
『まんが道』には新漫画党の面々が哲学堂公園へ散歩しに行く話があります。
・哲学堂公園
『まんが道』のナレーションでは「哲学堂公園は、明治39年に井上円了博士が、哲学的思索の場として創設したものだ!」と解説されています。
・六賢台
新漫画党の面々がこの六賢台を見上げる場面では「ここには、東洋の六賢人として、日本の聖徳太子、菅原道真、中国の荘子、朱子、インドの竜樹、釈毘羅をまつってある!」とナレーションが入ります。
新漫画党の面々は哲学堂公園で遭遇した草野球チームの試合に誘われ、その結果、テラさんと森安なおや、そして満賀が出場することになります。
・草野球をしたグラウンドがここです。
哲学堂公園は満賀と才野が合作ペンネームを「足塚茂道」から「満才茂道」に改名することを決めた舞台でもあります。
『まんが道』「青雲編」では描写されていませんが、「哲」の字がひたすら刻まれた瓦にインパクトを感じました。この公園が「哲学的思索の場」であることを「哲」の字の羅列が強く訴えているようです。(この「哲」の瓦は『愛…しりそめし頃に…』の「野球漫画に挑戦!」の回で描写されています)
都内『まんが道』ゆかりのスポット巡りはまだ続きます。
●重要ニュース
藤子・F・不二雄大全集第4期刊行が公式発表されました!
詳細は来月25日発表ですが、『ロケットけんちゃん』や『とびだせミクロ』をはじめ、未単行本化の初期作品(主に昭和30年代発表の作品)が続々刊行されるのでしょう。
大朗報ですね。