松坂屋名古屋店で7月29日から8月3日にかけて「手塚治虫ガールズ&ラブリー 版画展」が開催されました。るみ子さんはこの版画展のギャラリートークのために名古屋へいらっしゃったのです。会場に展示されている版画およそ100点のうち、るみ子さんがセレクトしたガールズ&ラブリーな作品を解説されました。
・トーク中のるみ子さん♪(撮影可能タイムに撮りました)
手塚家のインコのお話が特に心に残りました。手塚家で飼っていたインコが交配によって増えてしまった。そのなかに体の不自由なインコがいた。手塚治虫はそのインコを特別扱いせず、ほかのインコと同等に扱った。動くのが困難だったり、ほかのインコからいじめられたりしても、なんとか自力で生きようとするインコの姿を見て、るみ子さんは「どんな状況でも“生きている”ということは掛け替えのないものなんだ、と生命の大切さを学んだ」と語られました。合わせて「生きることの厳しさや理不尽さも学んだ」とのこと。
トーク終了後、るみ子さんは版画を購入するお客さんや、熱烈なベテラン手塚ファンの方々に囲まれて大忙し。何も手伝えないわれわれはいったんるみ子さんと別れ、その後夕方になって打ち上げの飲み会を開きました。
「手塚治虫」というと、一般的にはどうしても『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』といった代表作の名が挙がりますが、るみ子さんは『日本発狂』や『やけっぱちのマリア』に思い入れをお持ちで、こうした少しマイナーな作品の映像化を望んでいると熱く語られました。私も含め出席者の何人かも『日本発狂』が好きだったので『日本発狂』トークで盛り上がったりました。
・高須クリニックの高須力弥さん。 力弥さんのお父様は、CMなどで有名な高須克弥院長です。力弥さんからお父様のエピソードを聞くたびに、そのとんでもない生き方・考え方に一同驚愕でした。
別の居酒屋へ移動して2次会もおこないました♪ ほどよい加減に酔いのまわったるみ子さんは、熱烈に「手塚治虫」への思いを披露してくださいました。刺激的な時間でした。