2016年氷見・高岡の旅(1)リニューアルされた潮風ギャラリー

 4月8日と9日の両日、藤子先生のふるさと富山県氷見市高岡市を旅しました。
 この地を旅するのは聖地巡礼みたいなものですから、年に1度は足を運びたいと思っているのですが、なかなかそうもいきません。でも今回は、昨年に続いての訪問となり、2年連続で行けたことになります。
 そういうわけで、本日から何回かにわけて、氷見・高岡の旅をレポートしてまいります。


 まずは、藤子不二雄A先生生誕の地である氷見へ足を運びました。A先生は小学5年生の途中で高岡市へ引っ越し、そこでF先生と出会うことになります。
 今回の氷見訪問で最も行きたかった場所は、「氷見市潮風ギャラリー 藤子不二雄Aアートギャラリー」です。昨年夏にリニューアルされてからまだ行けてなくてウズウズしていたのです。

 
 
 ・商店街の店の窓に潮風ギャラリーのポスターが貼ってありました。


 
 
 
 ・潮風ギャラリーに到着。装いを新たにした外観が新鮮です。


 
 ・Aキャラ大集合の看板、とてもワクワクします。誰がいるんだろうと一人一人を確認しちゃいました。


 
 ・入口から入ってすぐのところにこうした展示があります。入館券を購入する前に観られます。


 
 ・入館券を購入し、展示スペースへ入ります。大人200円、高校生以下無料です。


 展示スペース(撮影禁止)に入ってすぐの壁には、氷見市長のあいさつ、A先生のあいさつと並んで、『忍者ハットリくん氷見を翔ぶ』の原画が展示されています。大型の絵で迫力を感じました。
 キャラクター紹介のボードも入場してすぐ目にとまります。ハットリくん、怪物くん、猿丸、喪黒福造といったメジャーAキャラが紹介されるなか、私のなかでは黒ベエの存在が異彩を放って感じられました。膨大な数にのぼる藤子A作品の中でも、『黒ベエ』はトップクラスで好きな作品なので、ちょっとテンションが上がりました。


 複製原画の展示コーナーでは、『忍者ハットリくん』『怪物くん』の第1話(『怪物くん』は学年誌版)が全部読めるようになっています。コミックスの表紙用に描かれたイラストの複製原画もいろいろと展示されていて、そこにも『黒ベエ』が見つかりました。サンコミックス『黒ベエ』1巻の表紙です。少年チャンピオン・コミックス『魔太郎がくる!!』11巻の表紙イラストもあって、魔太郎好きの私にはうれしいセレクトでした。『ウルトラB』の複製原画を見ている最中にアニメ『ウルトラB』の曲が場内に流れたのも気分がよかったです。


 A先生を紹介するコーナーは情報量が多くて読みごたえがありました。「明日にのばせることを今日するな」という文字が目立っていました。作品リストも、この館の規模を思うとずいぶんスペースを割いていて、詳しい年表でした。
 A作品で氷見が登場する作品として、『踊ルせぇるすまん』の喪黒が氷見を訪れる回や、『PARマンの情熱的な日々』の氷見の回の複製原画も展示されていました。
 期間限定の展示品もありました。4月1日からスタートした特別展示で、藤子スタジオが所蔵する品を持ってきたようです。虫コミックスオバケのQ太郎』全12巻とか、少年画報社の「少年コミックス 怪物くん・フータくん特集号」とか、メディコム・トイの魔太郎・変奇郎・怪物くんフィギュアとか、忍者ハットリくん列車Nゲージ模型とか、そういったものを観ることができたのです。


 2階にのぼると、撮影OKになります。 
 
 
  
 ・「まんが図書室」。A先生のコミックスを自由に読めるスペースです。靴を脱いで上がります。


 
 
 ・忍者ハットリくん、ひみぼうずくんと記念撮影できるスポット。


 
 ・ひみぼうずくんの頭をなでると幸運が訪れるといわれます。


 そして、潮風ギャラリーリニューアル後の目玉の一つがこれでしょう。「藤子不二雄Aデジタルまんがスクリーン」です!
 
 
 
 ・このスクリーンの前に立つと、自分の顔が自動的に忍者ハットリくんの顔になっちゃいます♪ ハットリくん気分にひたっていたら、次に、喪黒のせいで体がグンニャリさせられたりもするのでお気をつけを(笑)


 
 
 ・氷見オリジナルグッズのポストカードは、『怪物くん』や『忍者ハットリくん』のような有名作品はもちろん、なんと、短編作品の『災難厄郎』まであるのですから驚きです。『災難厄郎』グッズなんて、ここでしか手に入りません。真っ先に『災難厄郎』を手に取って、他にも何枚か購入しました。