「コロコロアニキ」第8号

 15日(水)発売の「コロコロアニキ」第8号を購入しました。
 
 今号は「コロコロコミック」生誕40周年記念号でして、「コロコロコミック」創刊号の全ページを読めるシリアルコードが付録です。
 人気マンガ家40人によるコロコロトリビュート祭がにぎやかで楽しいです。こんな漫画家さんまで参加しているんだ!という驚きも感じました。この祭のラストを飾るのは藤子不二雄Ⓐ先生で、忍者ハットリくんを描かれています。
 私は、コロコロ創刊号はリアルタイムで読めなかったのですが、創刊まもない号から読んでいるので、コロコロとの出会いから40年近く経ったことになります。もともとドラえもんが好きな子どもだった私ですが、コロコロはそんな私をさらに熱烈なドラえもんファンへと導いてくれました。そして、現在まで続く“藤子ファン”としての私の強固な礎となったのもまたコロコロなのです。そればかりか、コロコロは、私の個人史のなかで“マンガ”というジャンルを好きにさせてくれた最大級の立役者ともいえます。


 
 コロコロつながりになりますが、10日(金)に発売された、のむらしんぼ先生の『コロコロ創刊伝説』第2巻も読みました。『超人キンタマン』がじつになつかしいです。コロコロの懸賞でキンタマンバッジが当選したのを思い出しました。どこかに保管してあるはずですが、すぐには見つかりそうもありません。『超人キンタマン』のような、けっこうモロなパロディマンガが連載されヒットしたという事実に時代性を感じます。あの時代でも許されなかったネタのことが本作で描かれています。
 『とどろけ!一番』が受験マンガからボクシングマンガへと移行した経緯にも興味をひかれました。ボクシング編に路線変更したその話が再録されていて、全ページの欄外にのむらしんぼ先生の反省コメントが付いているのが壮挙だと思います(笑)
 コロコロがマンガ雑誌であると当時にホビー情報誌としての機能を帯びていく流れも描かれていますし、巻末には、昨年亡くなられたたかや健二先生を追悼する描きおろしマンガもあって、読み応えのある1冊でした。