ベトナムのファミマの袋にドラえもん!

 ベトナムで販売されているドラえもんノートをいただきました!
 
 

 表紙絵は「こいのぼり」の話(てんコミ6巻)をモチーフにしています。鯉のぼりも柏餅も日本の風習なので、「こいのぼり」の話を知らないベトナムの人が店頭でこの表紙絵を見たとき、鯉のぼりや柏餅はどう認識されるのだろう?とちょっと思いました。
 妙に口がぽっかりと開いた巨大魚的なフシギ生物にドラえもんたちがまたがって遊んでいて、のび太はそのフシギ生物に葉っぱを巻いた丸っこいエサをあげている……というように認識されるのでしょうか。それとも、鯉のぼりはベトナムでは案外知られていて、この表紙絵を見ただけで「鯉のぼり」だと認識する人が結構いるのでしょうか。


 そんなことを思ってしまったのは、以下のような理由からです。
 多くの日本人のように鯉のぼりを知っている人ならば、“本来自分では動けないはずの鯉のぼりが空を飛んでエサ食べている!”という状態に不思議さや驚きを感じられます。さらに“鯉のぼりが食べているエサが柏餅である”というところに「端午の節句つながりだ!」という楽しさを感じられたりもします。
 ところが、鯉のぼりや柏餅を知らなければ、そういう不思議さや驚きや楽しさは感じられないはずです。「ドラえもんたちが巨大魚のようなフシギ生物にまたがって飛んでいて、のび太はその生物にエサをあげていて楽しそうだな〜!」といったふうに、面白さの意味が変質してしまいます。
 ベトナムでは、このノートの表紙絵を見た人々に「鯉のぼりが空を飛んで柏餅を食べていることの不思議さ・面白さ」がどこまで伝わるのだろうか?とちょっと思ったのでした(笑)


 ベトナム国内で流通させるノートの表紙の題材にわざわざ鯉のぼりの絵を選んだわけですから、実際のところベトナムでは鯉のぼりがけっこう知られているのかもしれません。それこそ『ドラえもん』の「こいのぼり」の話がベトナムでは人気だったり…。
 あるいは、鯉のぼりの認知度などはあまり関係なく、鯉のぼりのデザインが純粋に楽しくて面白そうでベトナムの人たちの興味をそそるだろうから表紙に採用した、という可能性もありそうです。


 このベトナムドラえもんノートはコンビニの袋に入れて手渡していただいたのですが、その袋にもドラえもんがいました!!
 
 
 ベトナムファミリーマートの袋です♪
 さすがは「のび太の先生まん」とか「出木杉まん」まで出したベトナムファミマ!! 日本のファミマも負けないで!