藤子不二雄先生のデビュー作は「毎日小学生新聞(大阪版)」で連載された『天使の玉ちゃん』です。その第1回が発表されたのが1951年12月16日のことでした。
つまり、今年の12月16日は「藤子不二雄デビュー70周年」を迎える大きな節目の日だったのです。
そんな記念すべき12/16を少しでも特別にすごしたくて、コロナ禍以降はじめて東海3県(愛知・岐阜・三重)から脱出しました。神奈川県川崎市(藤子・F・不二雄ミュージアムとひろ寿司)へ行ったのです。
川崎市に滞在したのは10時間未満という慌ただしい日帰り旅でしたが、長いあいだ自粛してきた遠征のリハビリの意味もあって、そういうスケジュールにしました。
※12/16に「藤子不二雄デビュー70周年」をお祝いした件は、こちらで書きました。
藤子不二雄デビュー70周年! - 藤子不二雄ファンはここにいる
16日は早起きして自宅を出、名古屋駅から新幹線のぞみに乗車して新横浜駅へ。
新横浜から2回乗り換えて登戸駅に着くと、視界のなかに藤子F的光景がいろいろと飛び込んできて、いよいよ藤子・F・不二雄ミュージアム(以下、「Fミュ」と略して呼ぶことが多くなります)に近づいたんだなあ…と実感させてくれます。
駅の改札を出てFミュ直行バスのりばへ行こうと階段を下りたのですが、その階段の両側にFキャラがいっぱい!
メジャーなキャラクターから一般的にはあまり知られていないキャラクターまでいて、ウキウキ気分で階段を下りられました。
・なんと、モッコロくんまでいるではないですか!
『モッコロくん』は、私が(記憶の限りでは)生まれて初めて愛好した藤子マンガでして、それだけに思い入れが強いのです。
・階段を下りてすぐドラミちゃんの像と出会えます。
・バスのりばで少し待つとやってきたのはこのバス!
Fミュ直行バスは全部で4両あり、これは「ドラえもん号」です。Fミュ開館10周年を記念して、9月3日から運行されているようです。
Fキャラたちが力を合わせて大きなカブを引っこ抜こうとしています。有名な童話『おおきなかぶ』をモチーフにしたデザインですね。
「ドラえもん号」のほか、「エスパー魔美号」「キテレツ大百科号」「パーマン号」がありますが、この日は帰りもたまたま「ドラえもん号」に乗ることになりました。
・ボディだけでなくバスのなかもFキャラがすてきにデザインされていて、道中飽きることがありません。乗っていてこんなに楽しいバスもそうないでしょう。
・ついに、藤子・F・不二雄ミュージアムに到着です!
前にここに来たのは一昨年のこと。およそ2年半ぶりにこの地に立ててジーンとしました。
窓がクリスマス仕様になっています。この窓はFミュ2F「みんなのひろば」の大窓で、ドラえもんをはじめFキャラたちがクリスマスの準備をしています。
12時から入場できるチケットを買ってありました。
入場待ちしているときもワクワクの時間です。もうすぐ魅惑的なFワールドのなかへ飛び込めるのです!その寸前だからこその胸の高鳴りをおぼえます。
入場待ちのときは、この陳列窓の展示を覗くのが楽しみです。
いよいよ入場時間がやってきました!
エントランスに入ります。
2年以上ぶりに訪れた藤子・F・不二雄ミュージアムですから、「ここにまた来れた!そしてついに入場できたのだ!」と思うだけで感無量でした。
通常は展示室内の撮影は不可なのですが、12/20日まではミュージアム10周年を祝して平日限定で撮影OKとなっていました。展示原画をすべて撮影できるばかりか、「エントランスホール」や「どうぶつたちの部屋」なども撮り放題だったのです。
なんたる大盤振る舞い!
10周年という大きな節目を強く感じさせてくれる、ありがたいサービスです。
ですから、こうした「エントランスホール」の風景も写真に残せたわけです。
・「エントランスホール」の壁のレリーフ「笑いの壁」です。Fミュに入ると正面にこの壁が出迎えてくれてテンションが上がります。
ここにもモッコロくんがいた!
・「エントランスホール」の天井を見上げると青空が広がっています。雲のかたちをご覧ください!
・「エントランスホール」にクリスマスツリー(パーマンバージョン)が飾りつけられていました。パーマンマスクやコピーロボットなどは、前に「展示室Ⅰ」で展示されていたアイテムです。
「エントランスホール」から館内へ進むと、『ぞうくんとりすちゃん』が壁にながーい線路を描いて遊んでいます。
線路に誘われるように「展示室Ⅰ」へと向かいます。
※【その2】に続きます。