3月21日(月・祝)、映画『のび太の宇宙小戦争2021』を観てきました。公開初日の3月4日に一度観に行っているので、2回目の鑑賞となります。
今回は、ドルビーアトモスで鑑賞。
ドラえもんが劇中に初めて姿を現すシーンは、ドルビーアトモスの効果をわかりやすく味わうために作られたかのようでした。ドラえもんはタケコプターで飛んで上空からやってくるのですが、スクリーン内にまだドラえもんの姿が映っていない段階で、劇場の天井のほうからタケコプターの作動音が聞こえてきました。そこからスネ夫宅の庭に着地するドラえもんの動きに合わせて音の聞こえる方向も移動していって、音が立体的に感じられました。
ドルビーアトモスで観ても追加料金が発生するわけじゃないので、こういう特別な音響体験ができるのはお得感があります。
1回目の鑑賞時よりだいぶ大きなスクリーンだったし、前から3列目の席で観たので、迫力ある映像と音を浴びるように満喫できました。
そして1回目より泣けました。
1回目の鑑賞時にも書いたのですが、キャラクターデザインがじつに好みだなあ、とあたらめて感じました。とくに、のび太やドラえもんらレギュラーキャラクターの顔、顔のなかでも口の表現がとても好きです。目の表現もよかった。むろん、その口や目がつくりだす表情も魅力的。
どうしてそんなにもキャラクターデザインに心惹かれたのか、自分でもまだ言語化できていないところがあります。が、あえていえば、藤子・F・不二雄先生の描くキャラクターのタッチを生き生きと劇場用アニメの表現に移し替えてくれている感じがしたのです。
F先生が描くキャラクターの顔をそっくり再現している、というわけではありませんが、F先生のタッチを劇場用アニメに相応しくアレンジしてチャーミングに表現してくれている、と感じたのです。私がこれまでF先生の描いたキャラクターの口や目から感じてきた魅力を、今回の映画の随所で感じられたといいますか、そのくらい私のツボをつかれた気がするのです。
私にとって『のび太の宇宙小戦争2021』はキャラクターの口や目の表現を眺めているだけでも満足感をもたらしてくれる映画となりました。
1回目の鑑賞時には、オープニングソングがなかった(いわゆる『ドラえもん』ソングがかからなかった)ことに「ああ今年もないのか…」とちょっと残念な気分になりました。けれど2回目の鑑賞では「このオープニング、昭和の特撮映画へのオマージュだよなあ、粋だねえ、映画の内容にも合ってるし、まさにテーマ曲だなあ」とてのひらを返したように感銘を受けたのでした(笑)
劇場限定グッズをこれだけ追加購入しました。(CDは劇場限定グッズじゃありませんが)
ほんとうは、1回目の鑑賞時に買ったロコロコぬいぐるみがあまりにもかわいかったので次に劇場へ行ったときもう1体買っちゃおう!ともくろんでいました。ところが、このロコロコぬいぐるみ、公開2日めあたりにショップから回収され販売停止となり、そのまま販売中止になってしまいました。ぬいぐるみの足を押すと耳がパタパタと上下に動くギミックが仕込まれていたのですが、これが正常に作動しない初期不良品が多く見つかったらしいのです。
私は、そんなギミックがあることを知らぬまま、このぬいぐるみの尋常じゃないかわいらしさに一目惚れして購入したし、そのかわいらしさを理由にもう1体買いたくなったので、ギミックなしの普通のぬいぐるみとしてでも販売再開してほしかったくらいです。
ということがあったので、小さいほうのロコロコ(ぬいぐるみマスコット)を連れて帰ることにしました。
このぬいぐるみマスコットも1回目の鑑賞時に買っていたので、これで2体目となります。
この小さなロコロコもとってもかわいくて、見れば見るほどいとおしくなります。
劇中のロコロコの本来のサイズに近いのはこちらのほうでしょうし。
近々、3回目を観に行く予定です。