4月15日『ドラえもん』第1作は「勉強べやの釣り堀」

コロコロコミック」4月号を購入。今月11日ごろから、『ドラえもん』の新声優5人を発表した雑誌ページがスキャンされてネット上に流出していたが、その雑誌が大方の予想通り「コロコロコミック」4月号であったことを、この目で確認した。


 今号でそれ以外に注目だったのは、〝4月15日新アニメドラ第一作はコレ!〟というフレーズとともに、原作マンガの「勉強べやの釣り堀」が再録されていたことだ。
 現行の大山のぶ代版『ドラえもん』のテレビ放映が決定する前にあたる1978年8月、シンエイ動画が『ドラえもん』アニメ化の企画を通すために作ったパイロットフィルム作品が「勉強べやのつりぼり」だったことを考えると、4月からのリニューアル『ドラえもん』が同じ原作を使ってスタートを切るというのは、なかなか粋なはからいだと思う。パイロットフィルム作品で声をあてたのは、1979年4月からの本放送と同じ声優陣だったので、大山ドラ水田わさびドラも「勉強べやの釣り堀」が出発点となるわけだ。こうした心憎いことをしてくれる新スタッフには、やはり期待したくなる。


 今号には、とじこみ別冊「コロコロイチバン!」スタート準備号!!がついていた。それに掲載された、むぎわらしんたろうさんの新作マンガ『つるぜ! カメスケくん』のカメスケくんは、けっこう藤子テイストなキャラなので、少し楽しみだ。「コロコロイチバン!」創刊号は、3月25日(2号以降は奇数月の25日)発売とのこと。『ドラえもん』のコミックス未収録劇場もあるようで、毎号買うことになりそうだ。