「スタジオパークからこんにちは」にA先生出演!

 26日(水)、NHK総合の「スタジオパークからこんにちは」(午後1:05〜)に藤子A先生が生出演されました。録画して二度視聴しました。

 
 A先生のお話をたくさん聴けてなかなか満足度の高い番組でした。創作に関することやトキワ荘時代の思い出などを楽しそうに喋っているお元気なA先生の姿をたっぷり見られたのが一番の収穫でした。


 奥様に毎日つくってもらっている愛妻弁当のお話は、何度聞いても心が温まります。夫婦円満の秘訣の話題になったとき、A先生は、僕が妻に怒ったことはないけど僕はいつも「すみません、すみません」と謝っているんです、とおっしゃって、そのときの表情が、失礼な言い方かもしれませんが、非常にかわいらしかったです(笑)


 藤子両先生が高校時代につくった肉筆回覧誌「少太陽」創刊号がスタジオ内で公開されたのもよかった。アナウンサーが白い手袋をして丁寧にページをめくって中身を紹介。その様子から、「少太陽」の紙の質感や綴じ具合などが伝わってきて、テレビ画面に見入ってしまいました。



 27日(木)深夜には、「ビーバップ!ハイヒール」(朝日放送の番組)で「にっぽんマンガ遺産!ベスト6」という特集が放送されました。この番組は、大阪の朝日放送が制作する番組で、東海地方では3周遅れでやっているようです。「にっぽんマンガ遺産!ベスト6」の回は、関西では5月6日深夜に放送されたものです。
 
 この特集は、マンガ・アニメで描かれた風景のなかで現実に存在する場所をランキング形式で紹介する、というものです。ランキングを決めたのはイラストレーターの進藤やす子氏。
 

・6位『クレヨンしんちゃん』埼玉県春日部市
・5位『新世紀エヴァンゲリオン』神奈川県箱根町
・4位『めぞん一刻』東京の東久留米駅
・3位『あしたのジョー』東京の山谷
・2位『タッチ』東京都練馬区(和也が交通事故に遭った場所)、鳥取県の河原(達也が南に告白した場所)


 そうして第1位がA先生の『まんが道』東京都豊島区南長崎トキワ荘、松葉)だったのです。
 すでにトキワ荘は解体されて存在しないが、中華食堂「松葉」はまだ営業している、といったことが説明されました。『まんが道』に登場する「松葉」の女子店員のモデルとなったと考えられる女性が登場して当時の思い出を少し語ったのが貴重な映像でした。


まんが道』はA先生の半自伝的マンガですから、実在の場所が作品内にたくさん登場するのは当然といえば当然ですし、2位までの作品がアニメでも大ヒットして一般的にもよく知られた作品であるのに対し『まんが道』はそれらと比べやや地味な作品なので、6位〜2位とはちょっと異質に感じられるのですが、ともあれ『まんが道』を1位に選んでくれた進藤氏に拍手をおくりたいです。
 番組では、進藤氏が描いた『まんが道』のカラーイラストも映されました。