東京、マンガをめぐる旅(8)】12月15日(火)

貸本劇画、少年マンガエロマンガ、歴史マンガなど幅広いジャンルの作品を膨大に残された横山まさみち先生のプロダクションを訪ねました。(とはいえ、久松先生は横山プロダクションを仕事場にされているので、前回の【東京、マンガをめぐる旅(7)】と同じ場所での出来事です・笑)
 
 ・玄関に表札が。こういうロゴを見るとワクワクします。


 
 
 ・応接室に、横山まさみち先生の原画や記念の品などが数多く展示されていました。


 横山先生の息子さん(横山プロマネージャーの晃彦さん)から先生のエピソードをうかがいました。マンガは横山まさみち作品しか読ませてもらえなかったとか。でもなぜか手塚先生の『0マン』だけは買ってもらえたのだそうです(^^)


 横山先生の代表作のひとつが『やる気まんまん』(原作:牛次郎)です。この作品に登場するオットセイがとくに有名でしょう。
 
 
 ・そのオットセイの被り物と一緒に写真を撮ってもらいました(笑) この被り物、杉作J太郎監督による実写映画の撮影で使われた現物だそうです。ほんとうは頭に被るべきものですが、傷みが進んでいて被るとさらに損傷するおそれがあるので、手で持たせていただきました。
 晃彦さん、たいへんお世話になりました。ありがとうございます。また遊んでください♪


 年末に立て続けにアップした【東京、マンガをめぐる旅】は以上で終わりですが、時をさかのぼって、真夏のある出来事もレポートしておこうと思います。
 今年8月1日(土)から3日(月)にかけて、手塚治虫先生のご長女・手塚るみ子さんが出張で名古屋に滞在されました。そして、その3日間とも、るみ子さんと飲食や観光をご一緒させていただいたのです。
 自分の地元である愛知県で、2人の藤子先生にとって神様のような存在であった手塚治虫先生の娘さんと3日間も遊んでもらえるなんて、「これってほんとうに現実かしら」と頬をつねりたくなるほどでした。 るみ子さんは『ブラック・ジャック』のピノコのモデル、と言われるように、手塚マンガに登場するいろいろな美少女キャラクターに似ていますし、お顔から手塚先生の面影が感じられます。それを抜きにしてもとても魅力的な人物なので、いろいろな意味でご一緒させていただけたことがとても嬉しいのです。
 そんな3日間の出来事を簡単にまとめてみます。