『描く!』マンガ展

 先日、豊橋市美術博物館で開催中の「『描く!』マンガ展〜名作を生む画技に迫る―描線・コマ・キャラ〜」を観てきました。
 
 
 
 出品作家13名のなかに藤子不二雄Ⓐ先生のお名前があります。
 Ⓐ先生の作品が展示されているのが、第1章「すべての夢はペンと紙からはじまる」でした。このコーナーは、手塚治虫先生をはじめとしたトキワ荘グループの先生がたのデビュー前後の作品を紹介しながら、その影響関係やつながりなどを解説しています。
 Ⓐ先生の展示は、『まんが道』のカラー複製原画4枚でした。満賀道雄才野茂が肉筆回覧誌『少太陽』を作成している場面です。
 また、「漫画少年」を紹介するスペースでは、Ⓐ先生の『南部戦線異常あり』の掲載されたページが開かれて展示されていました。


 同展は“マンガを描く”という営為にフォーカスしており、描線や構図やコマ構成といったマンガの表現技法を“画技”と呼ぶことで展示原画などを解説しています。「田中圭一の着眼点!」は、同展のテーマを特にクリアに感じさせてくれて実に興味深かったです。
 
 ・「田中圭一の着眼点」はこんな感じでいくつも展示されていました。

 
 カラーペンを使ってオリジナルキャラクターを描こう、というコーナーがありまして、
 
 その消しゴムかす入れにドラえもんの落書きを見つけました(笑)