朝ドラ『ひよっこ』で藤子回が!

 6月20日(火)に放送されたNHKの朝ドラ『ひよっこ』第68回で、藤子不二雄に憧れて高岡から上京してきた漫画家の卵2人組が劇中に揃いました♪
 少し前から2人組の1人は登場していて、彼の部屋の壁に「目指せ藤子不二雄!!」という貼り紙が見えていました。それが今回、ついにもう1人が登場したうえ、彼の登場場面の前には各登場人物のセリフによって堂々と「藤子不二雄」に言及されたのです。「ハットリくんとかオバQ」といった作品名や、「(藤子不二雄は)ぼくらの神様」といった発言も出て、藤子ファンにはちょっと嬉しい藤子回になりました。


 そして、21日(水)放送の第69回で、漫画家の卵の合作ペンネームが「つぼ田つぼ助」と判明しました。彼らの合作マンガ『いつかは そら飛べ! ロボッ太くん』もしっかりと登場。そのタイトルを見ると、どうしてもとりいかずよし先生の『ロボッ太くん』を思い出しちゃいます(笑)
 


 一昨年、『ひよっこ』の制作統括・菓子浩さんと名古屋でお話したことがありました。その時点では、藤子先生の若いころをモデルにしてドラマをやれないか…、実録モノではなくフィクションでできないか…という漠然とした案だったものが、このたび『ひよっこ』の劇中で、ちょっと変化球な感じで形になり、ついに放送されたわけです。そう思うと、なんだか感慨深いです。
 菓子さんが「藤子不二雄」に着目されたのは、菓子さんが富山県のご出身ということもあったかもしれません。
 ちなみに菓子さんは『あまちゃん』の制作統括でもいらっしゃって、お会いしたときは『あまちゃん』の話でも盛り上がりました(笑)