静岡市のブックカフェに『劇画毛沢東伝』が!

 8月18日に静岡市へ行きました。
 
 そのとき休息で入ったブックカフェは、店内の雰囲気も書棚に並ぶ本の様子も飲食物のサイズもいい感じでした。
 
 アフォガードを注文すると、上にかけるエスプレッソにブランデーを混ぜることもできますよ、と店員さんに言われて、せっかくなので混ぜてもらいました。

 
 
 店内の書棚を眺めていると…、
 
 思いがけないところで藤子不二雄Ⓐ先生の『劇画 毛沢東伝』を見つけてテンションが上がりました。

 
 宇宙や数学の本が並ぶ棚に『ドラえもん科学ワールドspecial −ひみつ道具Q&A−』がある光景もよかったです。


 静岡市で入ったお店といえば、この古本屋さんも魅力的でした。
 
 小さめのお店なのですが、書棚の各コーナーに店主さんの嗜好と見識が反映していて、素敵な小空間でした。
 
 看板の黒ヤギさんもかわいいです。
 黒ヤギさんといえば、当ブログで『大長編ドラえもん のび太とアニマル惑星』と絡めて話題にしたことがあります。
 http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20180509
 『のび太とアニマル惑星』には、アニマル星の住民の白ヤギが家に配達された手紙を食べてしまって、ペリカンの郵便配達員と揉めるシーンがあります。ペリカンは「せっかく配達した手紙を食べちゃうのが悪い!」と訴えるのですが、白ヤギは「手紙なら手紙と食べる前にいってほしかった!!」と抗議します。そこにイヌのおまわりさんが駆けつけて、「まあまあ、食べちゃったものはしかたがないから。もういちど手紙をくれるよう手紙でたのんだら」と仲裁します。犬のおまわりさんの言うことを聞いた白ヤギは「はいけい黒ヤギさま、さっきの手紙のご用事なあに」と手紙を書き始めるのですが、このシーンは童謡『やぎさんゆうびん』の歌詞をなぞったものです。
 このシーンで紙を食べてしまうのは白ヤギさんでしたが、今回行った古本屋さんの看板では黒ヤギさんが紙を食べています。
 では、元ネタとなる童謡『やぎさんゆうびん』ではどちらが紙を食べたのか? まず、白ヤギさんから届いた手紙を黒ヤギさんが読まずに食べてしまいます。仕方がないのでさっき届いた手紙の用事は何だったのか?と黒ヤギさんが白ヤギさんに手紙を出します。そのようにして黒ヤギさんから届いた手紙を、今度は白ヤギさんが読まずに食べてしまいます。仕方がないのでさっきの手紙の用事は何だったのか?と今度は白ヤギさんが黒ヤギさんに手紙を出すのです。その状態が続くと、白ヤギさんと黒ヤギさんのあいだで手紙がひたすら堂々巡りになってしまうわけです(笑)


 さらに、この古本屋さんの近くでこんな看板を目にしました。
 
 アニメ『ジャングル黒べえ』のエンディングテーマ『ウラウラ タムタム ベッカンコ』が脳内を流れ出しました(笑)