魔太郎 の検索結果:
…として復讐を実行する魔太郎のようなタイプではなく、これといって恨みも憎しみも敵意もないのに、自分のうちにある意地悪心を駆り立ててくれる対象に対して無差別に悪戯を仕掛ける黒ベエのような存在なのである。 そんな意地悪キャラの黒幕くんも、さすがに小学生の頃は今と違って素直でまっすぐな性格だったかもしれないと、彼の子ども時代がどうだったか聞いてみたら、黒幕組合は小学生時代もやっぱり黒幕組合だった。黒幕くんが小学校低学年のころ実際に行なった悪戯を、いろいろ聞いたなかから3つだけ紹介しよ…
…きてきたのだ。 ・『魔太郎がくる!!』 当時としては変わった漫画だった。ぼくは子ども時代チビだった。ぼくが生まれた氷見は漁師の町で、周りはたくましい子どもたちばかり。寺のぼっちゃんだったぼくは、力がなく、赤面恐怖症で、いじめられっ子だった。いじめられっ子はたくさんいるので、そんな子どもたちの共感を得られると思い、いじめられっ子を主人公にした。でも主人公がいじめられてばかりではカタルシスがない。そこで、主人公がすごい仕返しをする話にした。これが痛快で、たいへんな人気を得た。キャ…
…く残ったものでは、『魔太郎がくる!!』の「ドラキュラ・マントはドラキュラを呼ぶ」「吸血鬼の子孫はやっぱり吸血鬼」、『マボロシ変太夫』の「わしは、吸血鬼レース」、ブラック短編『不思議町怪奇通り』『オカルト勘平』などが挙げられる。 藤子A先生は、前掲の記事で古典的怪物ビッグ3のうち最高に好きなのはドラキュラと述べており、SF雑誌「スターログ」No.6(1979年)でも同じようにドラキュラが一番好き(とくにクリストファー・リーが演じたドラキュラが好き)と語っているが、『パーマンのわ…
…間違いないだろう。『魔太郎がくる!!』の「空中に浮かぶ魔法の岩よ」では、『リスニング・ルーム』とほぼ同じ構図の絵が「部屋いっぱいのこんな青リンゴ……こんなリンゴがいっぱいなってる木はいったいどれだけ大きな木だろう?」という解説の言葉とともに紹介されている。 そしていよいよ午後2時。2階講堂で、待ちに待ったA先生の講演会がスタートした。 我々はよい席を確保しようと早くから講堂前に駆けつけ最前列に並び、開場後、いちばん前・中央の席に座った。A先生の姿を真正面で見ようという目論見だ…
…場面もあった。 「『魔太郎がくる!!』アニメ化の企画は、今までいろいろな会社から何度も持ち込まれたが、すべてきっぱり断っている」日曜夕方『ちびまる子ちゃん』の枠で放送したいという話もあったという。それを聞いたわれわれは、「あんなファミリーな時間帯に、魔太郎はないでしょう(笑)」。 ・2月19日放送の「ドラえもん誕生物語〜藤子・F・不二雄からの手紙〜」で、「サラリーマンゴンスケ」のエピソードが紹介されたが、私はこの話題を藤子A先生にふってみた。A先生は、少年サンデーの連載を自ら…
…藤子不二雄Aランド『魔太郎がくる』14巻(ブッキング)に収録されているので、これだけの付録だと物足りないなあというのが正直な気持ちだった。だから単行本の実物を見るまでは、「ミミズク人間」に何かプラスアルファがあるだろうと信じたかった。 しかし、プラスアルファはなかった。7集の付録は「ミミズク人間」前編のみで、次の8集に後編が載るという。8集の付録は何だろうとわくわくする楽しみまで失ってしまった。 【情報】 ■「フィギュア王」No.97(ワールドフォトプレス/平成18年3月30…
…えば『フータくん』『魔太郎がくる!!』『ウルトラB』などでそういった話が見られる。 また本作の前半はプロレスの場面になっていて、実在の悪役レスラー、フレッド・ブラッシーをもじった〝吸血鬼・ハブラシー〟が登場するのも個人的に愉快だった。私が少年期に夢中になった外国人レスラーといえば、タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンといった面々で、フレッド・ブラッシーは私にとって過去の伝説的レスラーであり、悪役レスラーのマネージャーとして活…
…、とくに好きなのは『魔太郎がくる!!』とのこと。兵庫のKさんと感性が共通していて、狂気じみたものや屈折したものに心惹かれるという。 大阪のPさんは、関東の藤子イベントにもよく参加している純朴そうな青年。極美の藤子単行本を追い求めて、足繁く古書店へ通っている。すでに所有している極美単行本であっても、自分の所有本よりさらに極美状態のものを発見したら買い換えることも辞さない、というこだわりようである。彼の蔵書は100%藤子本だという。以前私が「藤子以外のマンガも結構読む」という話を…
…も『ドラえもん』と『魔太郎がくる!!』では絵柄が違うことくらい亨にもわかっていた」といった文に遭遇できる。 亨が学校の友達と二人で小説を書き同人誌をつくっているところや、その友達が亨の才能にショックを受け劣等感をおぼえるくだりなどは、藤子A先生の『まんが道』で見られる満賀道雄と才野茂の関係を彷彿とさせる。 それから、直接的な藤子ネタではないにしろ、物語を読み進めていくなかで、「恐竜」「タイムマシン」「古代エジプト」「ピラミッド」「カンビュセス」「ミノタウロス」「ミノア」「シュ…
…せた」 ・藤子A「『魔太郎がくる!!』はいじめられっ子の気持ちに立って描き、大きな人気を獲得した。人の内面にある悩み、心を描くことで、それが読者の代弁となり、共感を得られた。子どもの心の暗い部分をついた作品だ」「ちばさんの息子さんは魔太郎に似ている。(そのとき、ちば先生の息子さんが舞台にちらりと登場)」 ・藤子A「(『劇画毛沢東伝』の単行本を開いて見せて)それまで『忍者ハットリくん』や『怪物くん』といったギャグマンガを描いてきたぼくは、『劇画毛沢東伝』でがらりと画風を変えた。…
…下『変奇郎』)は、『魔太郎がくる!!』(以下『魔太郎』)とともに、私が最も早い時期に出会った藤子不二雄A作品である。それまで「藤子不二雄」といえば『ドラえもん』『新オバケのQ太郎』『モッコロくん』『ジャングル黒べえ』『ウメ星デンカ』といった、主に藤子・F・不二雄先生の筆による児童(幼年)マンガのイメージしかもっていなかった小学生の私に、強烈にして新鮮なカルチャーショックを与えてくれたのが、この『変奇郎』と『魔太郎』であった。 当時の私は、藤子不二雄が2人いる事実は知っていたも…
…る。『少年時代』と『魔太郎がくる!!』は、「いじめ」という題材を正面から扱った、二大藤子A少年マンガなのだ。 ●藤子不二雄Aランド「少年時代」第1巻 http://www.fukkan.com/a-land/index.php3?mode=99&i_no=4091467 ●藤子不二雄Aランド「少年時代」第2巻 http://www.fukkan.com/a-land/index.php3?mode=99&i_no=4091468 ●藤子不二雄Aランド「少年時代」第3巻 htt…
…2日発売の『新編集 魔太郎がくる!!』14巻、『新プロゴルファー猿』9巻をもって、全149巻の完結となった*2。 かつて中央公論社から刊行された「藤子不二雄ランド」全301巻の中から、藤子不二雄A先生の作品のみを復刊したこのシリーズも、いよいよゴールにたどりついたわけだ。およそ3年の歳月を要した計算になる。 こうした長期にわたり刊行される全集は、途中で何らかの問題が起こり頓挫してしまうことがままあり、「藤子不二雄Aランド」に関してもそれを危惧する声が聞かれたが、幸い一度も滞る…
…えば、私がこの本に『魔太郎がくる!!』についての文章を寄稿したのが2001年の夏、この本の座談会企画に参加したのが2002年12月のことだった。その座談会から遅くとも1年以内には本が完成すると踏んでいたのだが、そうはいかなかった。 待ちに待って、待ちわびて、ときには待ちくたびれながらも、しかし待望する気持ちが消え去ることはなく、そんな日々を重ねてようやく手にとったB5判・394ページというこの本のボリュームが、本来の物理的な重さ以上にずしりと感じられる。待ち続けた時間の分だけ…
…、明と暗、光と影みたいな」とのこと。 私は昨年、『DEATH NOTE』の設定を初めて知ったとき、藤子不二雄A先生の『魔太郎がくる!!』を思い出し、とりあえず興味を持って単行本の1巻だけ買って読んでみた(その後2巻も読んだ)。当然のごとく『魔太郎がくる!!』とは無関係の作品だったわけだが、巷の評判通り、続きがどうなるか気になる、よく考え抜かれたサスペンス・マンガであった。こういうレベルの作品が、週刊少年ジャンプに連載されて人気を博しているというのは、画期的なことかもしれない。
…。その文章はまず、『魔太郎がくる!!』への共感を示すところから始まっていて、小学生の頃から『魔太郎がくる!!』の信奉者であった私の心は、その冒頭部分だけで一気にさらわれていった。文はすぐに本題の『少年時代』の話に入っていくのだが、そこでMさんは、『少年時代』をテキストにしながら、いじめや友情、人間関係の複雑さといったことから、教育の問題、現代の子どもが置かれた状況にまで誠実に言及している。それを読み終えた私は、藤子作品を読むことでここまで深く真摯に考えを巡らせている人がいるこ…
…マンガもある」 ●『魔太郎がくる!!』(「週刊少年チャンピオン」昭和47年7月17日号〜50年11月24日号) 「この作品も、主人公が成長したところを、のちに描いた」 ●『用心棒』 「単行本のために描きおろした。描き終わったときの喜びが大きかった」 そんな様々な作品解説の中で私が特に興味を持ったのは、『ミス・ドラキュラ』の話のときである。 藤子A先生は「つい最近『ミス・ドラキュラ』単行本化の話があり、テレビ化の話もあった」とおっしゃったのだ。単行本化の話とは、「復刊ドットコム…
…、本書の帯で「この話を書けるのは殊能将之の他にいない!」と宣伝されているように、まともな筋道では終わらないミステリーになっている。 藤子ファンの目線で読めば、途中で藤子ネタがちょっと出てくるのが嬉しい。「石動のはらわたは煮えくりかえった。この怨み晴らさでおくべきか! いけない、これじゃハリー・ポッターじゃなくて、うらみ魔太郎だ、と石動はすぐに反省した。まあ、どちらも眼鏡くんにはちがいないけれど」というくだりがあるのだが、どんな文脈で出てくるのかは読んでのお楽しみということで。
…『ゴリラ五郎くん』『魔太郎が翔ぶ』などといったマニアックな藤子A作品に言及したり、藤子A先生の質問に即座に答えたりしているうちに、先生は、「よく知ってるねえ。嬉しいよ〜!」と喜びの感情を示してくださるようになり、次から次へとハイテンショントークを披露してくださった。私の腕を両手でつかんで熱心に話をしてくださる瞬間もあり、私はそれこそ天にも昇るような気持ちになった。 私にとって、藤子A先生は神様のような存在である。そんな巨大な存在に喜んでもらえたうえに、腕をつかみながら話しかけ…
…ンピオンコミックス『魔太郎がくる!!』、立風漫画文庫『黒ィせぇるすまん』、サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父さん』、奇想天外コミックス『ヒゲ男』などの単行本に立て続けに出会い、『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』の楽しいイメージとは違う、藤子マンガの底知れぬ深さと広さと恐ろしさを知るに及び、まさに瀬名さんがいうように「もう引き返せない」状況へハマりこんでいったのである。 そして、「異色短編集」などを読んだ目でもう一度『ドラえもん』を読み返すと、実は『ドラえもん』の中にも「異…
…で人気を博した前作『魔太郎がくる!!』の系統を引き継いだ、藤子A流の少年 向け怪奇マンガで、藤子A先生が実際に収集された「変コレクション」を題材 にしているという点も特徴的だ。 主人公の少年・変奇郎は、自分や自分の家族・友人に危害を加えた悪人たち に対して、報復として高額の金銭を請求する。一種の恐喝行為を実行するわけ だ。しかし、悪人たちが変奇郎の請求に素直に応じるわけもなく、最終的に変 奇郎は、自身がもつ魔力で悪人を退治することになる。 変奇郎が最後のとどめとして魔力を使う…