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「ホラふき御先祖」

…天つき地蔵」、『T・Pぼん』の「白竜のほえる山」、初期作品の『電光豆剣士』といった話が特に印象深いです。現代に生きるそれぞれのFキャラたちが、じつは「天つき地蔵」のお地蔵さまだった、じつは「西遊記」の登場人物たちだった、じつは猿飛佐助だった、という話です。 これらの話を読んで不思議だったことのひとつが、のび太らが過去へ出かける以前から既成のものとして存在していた先祖の言い伝えや有名な昔話が、のび太らが過去へ出かけて以後の行動が原因で発生していることです。原因と結果の前後関係が…

終戦記念日

…・不二雄先生の『T・Pぼん』「戦場の美少女」と、藤子不二雄A先生のコミックエッセイ『日本とぼくが生まれ変わった日 1945.8.15』を再読しました。 『T・Pぼん』「戦場の美少女」で凡とリームは、特攻が行われている真っ只中に飛び込みます。人の命が次々と散っていくのを目の当たりにしながら、その中でただ一人の命を救うことしかできません。救おうと思えば救えるのに、歴史の改変を防ぐため、特定の人しか救っていけない決まりなのです。そんな過酷な状況に置かれた2人の葛藤や苦しみが描かれて…

藤子・F・不二雄大全集『山びこ剣士』

…なんなのさ」や『T・Pぼん』「白竜のほえる山」などで描いた“あのお話の登場人物は実は●●だった”というアイデアが、初期作品らしくもっと素朴なかたちで投じられている。 ●『かげろう剣士』:弱虫の少年剣士&それを手助けする少年剣士のコンビが活躍する、軽妙なタッチの作品。 ●『宝さがし武勇伝』:空腹の老人を助けてみたら…。全5ページのほのぼのユーモアマンガ。 6作品中4作品が『〜剣士』というタイトルですね。 さて、藤子・F・不二雄大全集第4期全巻予約特典「Fピース」が22日に届いた…

藤子・F・不二雄大全集『とびだせミクロ』1巻

…と雲の王国』、『T・Pぼん』の「誰が箱舟を造ったか」、異色短編『箱舟はいっぱい』『マイシェルター』など、ノアの箱舟ネタをいくつも描いていますが、「ノア博士の野望」の場合、特に『モジャ公』の連載終盤エピソード「地球最後の日」の原型として注目に値します。 「人類ミクロ化計画」という話は、F先生がたびたび描いてきた人体縮小化や箱庭世界がモチーフになっています。この話は、のちのいろいろなF作品を彷彿とさせますが、私は大長編ドラえもん『のび太の宇宙小戦争』の面白さに通ずるものを感じまし…

映画ドラえもん『のび太のひみつ道具博物館』感想(ネタバレあり)

…法は、ポポン(『T・Pぼん』のブヨヨンをモデルにしたキャラクター)が人工太陽を一気に呑み込む、というものでした。これは、ポポンが持つ“ナカミスイトール”機能を利用した方法なのですが、ポポンが行なったことを見ると、人工太陽の中身を吸い取った、というより、人工太陽を丸ごと呑み込んだ、という感じなのです。これはナカミスイトールの機能とちょっと違うようにも感じられるのですが、それ以上に引っかかったのは、ソースカツ丼などを食べて満腹になっただけで故障してしまったポポンが、人工太陽のよう…

「魔術/美術 幻視の技術と内なる異界」

…。 それから、『T・Pぼん』の「浦島太郎即日帰郷」は“『浦島太郎』伝説が誕生した背景には、タイムパトロール隊員の並平凡と安川ユミ子の行為が深くかかわっていた”という話ですし、「小学四年生」1975年12月号で発表された読切作品『世界名作童話』の3話目が『浦島太郎』のパロディになっており、“浦島太郎が助けた動物はカメではなくタコであった。そのタコは本当は宇宙人で、浦島太郎はカメ型宇宙船に乗ってリューグージョーという星へ行ったのだ”という珍説が綴られています。 『浦島太郎』のパロ…

マヤ文明の生贄

『T・Pぼん』の「チャク・モールのいけにえ」(初出:「コミックトム」1980年6月号/F全集2巻などに収録)で“マヤ文明においては、部族の名誉をかけた球技が行なわれており、勝ったチームのキャプテンがご褒美として首を斬られた。マヤ人の考え方では生贄になることが名誉であった”という説が紹介されています。 それに関連して、ブログ「見えない道場本舗」のgryphonさんから次のような情報をいただきました。 先月発売された『マヤ文明 ―密林に栄えた石器文化』(青山和夫著、岩波新書、20…

首長竜・鯨のひげ・三葉虫・アンモナイト…

…品もあります。『T・Pぼん』の第1話「消されてたまるか」です。海に落ちたリーム・ストリームを襲ったのがフタバスズキリュウだったのです。 鯨のひげの展示もありました。 下の写真は鯨のひげに実際に触れられるコーナーです。 鯨のひげといえば、『T・Pぼん』の「T・P隊員の犯罪」で鯨のひげにまつわるエピソードが紹介されています。鯨のひげを材料にした女性用のコルセットが大流行し鯨の乱獲が行なわれた、という話です。 『ドラえもん』の「もどりライト」のラストでは、しずちゃんが弾くバイオリン…

藤子・F・不二雄大全集第3期第7回配本

…できます。 ●『T・Pぼん』3巻(完結) 本巻の目玉はやはり、これまで単行本未収録だった「王妃ネフェルティティ」「ひすい珠の謎」の2話が収録されていることでしょう。これによって初めて『T・Pぼん』が単行本に全話完全収録されたことになります。 「王妃ネフェルティティ」は、単行本に収録される機会に恵まれなかったものの、将来単行本に収録されることを見越してF先生が原稿の修正作業を行なっていたのではないか…という話が以前から伝わってきていました。本巻を読むと、実際にF先生は原稿の修正…

謹賀新年

…にすぐさま浮かんだのは、 F作品では『のび太の日本誕生』のドラコ、『T・Pぼん』の「白竜のほえる山」、 A作品では『怪物くん』のドラゴンじいさん 『プロゴルファー猿』の功夫ゴルファー竜、 といったところです。 もちろんほかにもありますが、私のなかで真っ先に思い浮かんだのはこのあたりでした。 あと、F先生が大好きだった恐竜も「竜」の字を含んでいますね。 昨年オープンした藤子・F・不二雄ミュージアムのはらっぱにいるピー助は首長竜(フタバスズキリュウ)なので、これも「竜」ですよね!

斎藤宣彦『マンガの遺伝子』

…の再録は、『ドラえもん』を中心に『新オバケのQ太郎』『パーマン』『T・Pぼん』が読めます。 本日(22日)My First BIGのレーベルから藤子マンガが2冊発売されました。F先生の『ドラえもん[お出かけ気分で リフレッシュ!!編]』とA先生の『魔太郎がくる!! [悪霊がくる!!]』です。 コンビニ本を購入したという話は当ブログであまり書きませんが、毎月刊行され続けているMy First BIG『ドラえもん』をはじめ、自分が気づく限りの藤子コンビニ本は確実に購入しています。

藤子・F・不二雄大全集第3期第3回配本

…ています。 ・『T・Pぼん』2巻 第2巻には、掲載誌が「コミックトム」になってからの話が収録されています。『T・Pぼん』は一話一話が実に読み応えがあって読後の充足感が大きいです。 今巻に挟まれていた「月報」には、F先生がマヤ遺跡へ取材旅行に行かれたときの写真が掲載されています。このときの取材が今巻収録の「チャク・モールのいけにえ」で題材にされているわけですが、この劇中にF先生をモデルにしたタラ子タラ夫という漫画家が登場します。この話を初めて読んだとき、この場面にたいそう心がと…

藤子・F・不二雄大全集第3期スタート!

…太郎』第1巻、『T・Pぼん』第1巻、『ドラえもん』第15巻の3冊です。 ■『新オバケのQ太郎』第1巻 「小学一年生」「小学二年生」に連載された話を収録。大半はカラーページです。学習企画用に描き下ろされた『雨ぼうやの旅』も収録。 コアな藤子ファンの人と話をしているとき、F先生のギャグセンスを一般の人(Fマンガをあまり知らない人)に端的に理解してもらうためお薦めしたい作品としてよくタイトルがあがるのが、この『新オバケのQ太郎』です。私もその意見には大いにうなずけます。 F全集の第…

藤子・F・不二雄大全集第3期刊行ラインナップ

…バケのQ太郎1 T・Pぼん1 ・10月 SF・異色短編1 ウメ星デンカ1 ポコニャン ・11月 ドラえもん16 ベラボー T・Pぼん2 ・12月 大長編ドラえもん4 ウメ星デンカ2 SF・異色短編2 ・2012年1月 新オバケのQ太郎2 モジャ公(たのしい幼稚園版は初単行本化。初出扉絵も収録) ・2月 ドラえもん17 ウメ星デンカ3 中年スーパーマン左佐内氏/未来の想い出 ・3月 大長編ドラえもん5 ウメ星デンカ4 T・Pぼん3 ・4月 ドラえもん18 SF・異色短編3 すす…

藤子・F・不二雄大全集第2期第11回配本

…『モジャ公』 『T・Pぼん』 『ポコニャン』 『ベラボー』 『SF・異色短編』 『すすめロボケット』 『中年スーパーマン左江内氏』 『未来の想い出』ほか 『ドラえもん』は『ドラミちゃん』や『ドラとバケルともうひとつ』のオリジナル連載バージョンも収録、『モジャ公』は未収録扉を網羅してくれるそうです。 そして、全巻購読特典は「F.art(エフアート)」です! F全集本体では収録しきれないアナザーワークスを集めた画集のようです。詳細はまだわかりませんが、F先生がこれまでに描いたイラ…

藤子Fマンガにおける宝探し

…の八日間」や、『T・Pぼん』の「浦島太郎即日帰郷」は、F先生による「浦島伝説」新解釈の代表どころです。 F先生は、昔話や伝説などにFマンガのキャラクターをからめて、「この話は実はこういう舞台裏があったんだよ」「この話はこういうふうにして成立したんだよ」とF流の解釈で謎解きをするのがお得意です。 F先生による昔話の新解釈は、当然ながらF先生が創作したフィクションなのですが、おなじみの昔話の内容と結果的につじつまが合っていく展開は、パズルのピースが埋まっていくような面白みがありま…

藤子・F・不二雄大全集に『ジャングル黒べえ』が!

…』『チンプイ』『T・Pぼん』『未来の想い出』「SF短編」など、映像化されていたりファンの間でよく読まれていたりする作品が刊行されるのを大前提として書いています^^ ああしてほしいこうしてほしいと思いつくままに書いてきましたが、要するに、このまたとない機会に、できるかぎり取りこぼしなく完全網羅を目指した全集を実現してほしいと切に願うのです。今回の全集の本気度を見るならば、私の願いもまんざら絵空事ではないような気がして、だからこそ、大いなる期待をここで表明させてもらっています。 …

世界最古の鋼と『T・Pぼん』

…先生の歴史SF『T・Pぼん』に、“世界で初めて鉄器を生産した民族はヒッタイトである”という従来の歴史知識をもとに描いた「鉄の町の秘密」という話があります。「コミックトム」1985年2月号で発表されたもので、昨年潮出版社から発売された『T・Pぼん スペシャル版』だと第3巻に収録されています。 このたびのカマン・カレホユック遺跡での発見によって、ヒッタイト帝国成立のン百年も前に鉄生産が行なわれていた可能性が高まったわけで、「鉄の町の秘密」で扱われた知識は今後“古い知識”となってい…

オバマ大統領就任と『T・Pぼん』

…、藤子F先生の『T・Pぼん』には「奴隷狩り」という話があって、まさにアメリカの奴隷制が題材にされています。“古代社会は奴隷制が当たり前だった”“古代社会は人間が野蛮に見えて嫌だ”という物語の導入部から、19世紀の文明社会になってもなお奴隷制を敷くアメリカへと舞台が移されます。1861年のアメリカでした。当時は、奴隷制を認める奴隷州と、認めない自由州にわかれていた、と作中で解説されます。 奴隷制の実態を知り、その想像以上の残酷さ・悲惨さに打ちのめされたユミ子のセリフ「古代世界と…

『T・Pぼん』【スペシャル版】第3巻

『T・Pぼん』【スペシャル版】第3巻(潮出版社/2008年11月5日第1刷発行)が発売になりました。この巻に『T・Pぼん』の単行本未収録作品が3話初収録され、それが当単行本の目玉になっています。 おさらいとして確認しておきますが、『T・Pぼん』全話のうち、これまで単行本未収録だったのは以下の5話でした。 「古代の大病院」(初出:「コミックトム」1985年4月号) 「神の怒り」(1986年3月号) 「ローマの軍道」(1986年4月号) 「王妃ネフェルティティ」(1986年6月号…

『T・Pぼん』スペシャル版2巻

…ろに発売された『T・Pぼん』スペシャル版第2巻(潮出版社)をよくやく入手しました。近隣の書店はどこも入荷していないので、隣の市まで足を運びました。 2巻は、第12話から22話までを収録。巻末特別企画では、爆笑問題の太田光氏が「藤子作品に潜むコワさと凄味」と題して『T・Pぼん』について語っています。なぜ太田氏がこの役に選ばれたのかなと、ちょっと不思議な人選でした。 (以下、作品のネタばらしをしていますので、未読の方はお気をつけください) 爆笑問題の太田氏は「第十四話(「超空間の…

『T・Pぼん』スペシャル版第1巻発売中

潮出版社の『T・Pぼん』スペシャル版第1巻が今月5日ごろ発売されました。11話を収録。第1巻の巻末特別企画として、かつて藤子F先生と対談したこともある宇宙物理学者の佐藤勝彦氏が『T・Pぼん』について語っています。 このシリーズは、初出順に作品を収録しているので、1巻と2巻は既存の単行本で読める話ばかりになります。 11月に発売予定の第3巻に、単行本未収録作品が3話掲載され、それが一番の目玉になるでしょう。 以前にも当ブログで紹介しましたが、『T・Pぼん』の単行本未収録作品は、…

『T・Pぼん』スペシャル版単行本発売!

…けて潮出版から『T・Pぼん』スペシャル版(全3巻/四六版並製/本体1400円+税/)が発売されます。第3巻には、これまで単行本未収録だった5話のうち3話分が収録されるそうです。せっかくの機会なので5話すべてを収録してほしいところですが、ともあれ、初出以来まったく単行本に収録されてこなかった作品が3話陽の目を見ることになるわけで、実にめでたいことだと思います。 『T・Pぼん』の単行本未収録作品は以下の5話です。このうちから3話分が単行本に収録されるということで、いったいどの話が…

WOWOWでSF短編6作がドラマ化

…と思います。 ・公式サイト http://www.wowow.co.jp/drama/fujikof/・超独身日記「欲望とか、妄想とか」(『値ぶみカメラ』『征地球論』の脚本・三浦有為子さんのブログ) http://blog.livedoor.jp/oui0214/archives/51395059.html(情報協力:藤子不二雄ML) ※9月には『T・Pぼん』のスペシャル版単行本が発売されるとの情報もちらほらと聞こえています。どんな内容になるか詳細が発表されるのが楽しみです。

「魔界大冒険」小研究4(初期手塚漫画からの影響)

…、藤子F先生の『T・Pぼん』の下地となっている) 『のび太の魔界大冒険』が『魔法屋敷』から影響を受けたと思われる点は他にもある。 藤子F先生は「SFファンタジア6」(学習研究社/1979年発行)で『魔法屋敷』についてこんなことを書いている。 三騎竜にまたがった大魔王や、半裸の月の女神、愛嬌たっぷりの狐や狸など、和洋化け物勢揃い。ギャグもスリルもふんだんの大作だった。 ここで言及されている「三騎竜にまたがった大魔王」のイメージが、『のび太の魔界大冒険』の終盤、大魔王デマオンが恐…

映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』

…『ドラえもん』『T・Pぼん』『SF短編』など藤子・F・不二雄作品と通ずるものがあるといえばあるし、そればかりでなく、この映画のなかである登場人物が一度だけ「ドラえもん」という語を喋るので、“藤子ネタが出てくる他作家の作品”という括りでとらえられないこともないのだ。 同映画の主演は、阿部寛と広末涼子。ホイチョイ・プロダクションズとフジテレビが手を組んだ映画ということで、観る前から作品の方向性がなんとなく察せられそうだ。 私は藤子・F作品の影響で、タイムトラベルものは本格派からヌ…

終戦と藤子不二雄

…生の作品では、『T・Pぼん』「戦場の美少女」でリーム・ストリームが「あたしが平気だとでも思ってるの!?」と叫びながら流す涙や、『ドラえもん』「ラジコン大海戦」でスネ吉にいさんが「戦争は金ばかりかかって空しいものだなあ」とぼやく様子に触れると、「戦争って本当に悲惨で理不尽で嫌なものだなあ」という感情が切実な響きをともなって胸にわきこってくる。 安孫子先生の『冷血の記録 三光』3部作(昭和46年「ヤングコミック」)を読めば、人間を狂気に駆り立てる戦争のおぞましさ・異常性が、その強…

「勉強べやの大なだれ」「化石大発見!」「宇宙ターザン」放送

…恐怖症ぶりは、『T・Pぼん』「チャク・モールのいけにえ」におけるF先生の分身的キャラクター・タラ子タラ夫氏の様子からもうかがえる。 【わさドラ】(ア〜ア〜ア〜〜ッ! 宇宙ターザン) のび太の「宇宙ターザン」ファン魂が熱かった。ドラえもんに「宇宙ターザン」を酷評されて怒る、「宇宙ターザンごっこやる者この指とまれ」と言ってスネ夫らに馬鹿にされる、撮影スタジオで「宇宙ターザン」打ち切りを知らされショックを受ける、「宇宙ターザン」を続けさせるアイデアを夜遅くまで考え込む、そのアイデア…

「ランプのけむりオバケ」「かべ紙の中で新年会」放送

…画『のび太の恐竜2006』とは別のストーリーである。作画は、岡田康則さん。DS版のオリジナルキャラ・ルルは、『T・Pぼん』のリーム・ストリームがモデルっぽい。ルルが使う空飛ぶ乗り物は、『ミラ・クル・1』の重力ボードだな。 2月発売の藤子単行本情報で書き漏らしてしまったが、2月14日に、てんとう虫コミックス『のび太の恐竜』オリジナルピンバッジ付きスペシャルパックが発売される。定価500円(税込)。オマケがついているというだけで、本体は既成のてんコミ『のび太と恐竜』と同じだろう。

新生ドラ大晦日SP「竜宮城の八日間」

…いる。たとえば『T・Pぼん』の「浦島太郎即日帰郷」では、『浦島太郎』伝説が生まれた裏にはタイムパトロールの並平凡と安川ユミ子の行動が深くかかわっていたという話を描いているし、「小学四年生」1975年12月号で発表された有名童話のパロディ『世界名作童話』では、浦島太郎が助けたのはカメではなくタコで、そのタコは実は宇宙人で、浦島太郎はカメ型宇宙船に乗ってリューグージョーという星へ行った、という珍説を2ページのショートショートで披露している。 本作「竜宮城の八日間」は、のび太らいつ…